「死霊のえじき（完全版）」を観た。

３つのゾンビ系映画を見た中で、これが一番面白かったんですわ。
流石はロメロ監督。誰よりもゾンビのことを解っている。監督自身が書いた脚本も素晴らしいです。予算の都合上、かなり短縮したらしいけど。
監督の解説によると、ゾンビ３部作は当時のアメリカ社会を反映した作品に仕上がったという事で。主人公達が軍人と衝突を繰り返し、最後には争うことになってしまうあたりは、実にシニカルな作りだなと。
特殊メイクのトム・サビーニの神業が冴えていて、20年前の映画とは思えないほどリアル。内臓が出るところとか、喉や腕を喰い破られるところとか。

このＤＶＤにメイキング映像が収録されていて、当時はどんな状況だったのか、どんな技術で特殊メイクを施しているのかなどが分かるのがいいですわ。
それと、副音声でロメロ監督やトム、主人公の女優などが解説してるのが面白いです。
この映画に対して、より理解を深められます。

さて、レンタルしたＤＶＤは全て観終わったので、いよいよ明日はロメロ監督の最新作「ランド・オブ・ザ・デッド」を映画館に観に行こうと思います。
楽しみだなぁ。

画像はゾンビつながりという事でザ・ゾンビーズです。
俺はあまりこのグループについては知らないのですが、60年代に活躍した旋律の美しいソフト・ロックで有名なバンドらしいです。こないだＣＭで曲が使われていたような。車のＣＭだったかな？